ハロプロDD soramiの囁き

ハロプロについて、あれこれと思いを綴ります。

カントリー・ガールズの今後についてー事務所の今後20年を見据えての戦略―

1、今回の主題

 3月11日に2期の一人である梁川奈々美が卒業し、メンバーが過去最低の4人になっている状況であるが、今後どうなるのかを経営の目線からも考えてみたいというのが今回の内容である。

 

2、やなみんの卒業公演からわかること

 さて、梁川の卒業は経営陣にとっても、予想外かつ急なことではなかっただろうか。2つのグループ兼任なのに、千人程度しか収容できないライブハウスで卒業公演を行ったという点でから見ても、そうせざるをえなかったということがわかる。そして、こういう急な状況の中でも、やなみんの希望を最大限に適える形で、バスツアーややなふなイベントを行ったり、ライブハウス公演であるにもかかわらず、立派な舞台を作り、スカパー中継だけでなく、全国でライブビューイングを行ったりと、やなみんの卒業を最大限に盛り上げるようにしたことは、事務所側のやなみんへの評価の高さ、功績の高さを反映した結果だと考えられる。更に今回の形は、兼任という形で所属する者の卒業までの在り方や卒業公演をどうするべきなのかの、今後の1つのモデルになるとも考えられる。

 

3、アンジュルムやJuice=juiceとの違いとその意図 
 ところで、アンジュルムはあやちょの卒業を控えて、彼女の薫陶を受けるべく、2名の新人を入れた。Juice=juiceにやなみんや段原るる、稲場愛香を入れたのも、ゆかにゃの卒業を見越しての、彼女の薫陶を受けるためのものでもあったことはいうまでもないだろう。
 そしてこれらは、カントリー・ガールズでももちの卒業が決まった後、第3期を入れなかったという状況とは正反対である。これは経営者側としては、ももちの卒業後もカントリーを、同じ形で永続させていく意識がなかったからであると、今になって気づかされる。
 つまり経営陣からすれば、現在のカントリーは、あくまでも従のグループであり、兼任先こそが主のグループであるという位置づけである。そして、山木と小関とは当座は時間がないために兼任はしないだけであり、時が来れば、兼任させるという考えであると考えられる。
 実際山木は、カレッジコスモスという、他の事務所主宰のグループのリーダーを兼任するという今までのハロプロの歴史には存在しない、独特の立場に成っており、彼女をハロプロ卒業後に、ハロプロのマネージメントに関与する存在とさせるための、エリート教育がされている状況である。

 

4、今後のおぜこの在り様とその理由 
 以上を踏まえての、小関の今後の在り方だが、2つの方向が考えられる。1つ目は里田的な存在の方向である。カントリー存続のための核として、兼任はさせないが、シャッフルユニットに参加しつつ、対外的に出番を増やしていく方向である。2つ目は大学進学後に、山木の後を継いで、カレッジコスモスの2代目のリーダーを兼任するという方向である。
 これらのうち、私は後者になるのではないかと考えている。理由は2つある。1つ目は小関の学校へのこだわりを尊重しているからであり、この結果として彼女はアイドルでありながら学校生活も充実しているという、非常に独特な存在になっているからであり、だからこそ大学進学後も、大学生活とアイドルの双方に足場を置くことができ、半分素人のアイドルであるカレッジコスモスの2代目のリーダーとしてふさわしい存在になれるからである。いわば山木が初代リーダーとして、アイドルらしさの指導をした上で、2代目リーダーとして学業とアイドルの両立のさせ方を指導できるという、カレッジコスモスをアイドルにさせていくプロジェクトを2人が担う形としての一貫性があるからである。
 2つ目の理由は、事務所側の適わなかった夢を山木、小関で実現させたがっていると考えるからである。具体的に言うなら、事務所側はももちを、ハロプロの経営を担う存在にもしたいと考え、カントリーのPMにしていたが、彼女が経営ではなく、幼児教育方向への夢を貫いたので、彼女の薫陶を受けた弟子たちを、経営に関わらせようとして、この5人を兼任させたりと、過去にはなかった様々なことを経験させていると考えられるのである。もしかするとやなみんも、この事務所の意を受けて、アイドル経験者がアイドル卒業後、一般人として大学に入学し、学び、卒業後芸能事務所に入社し、アイドルを経験した一般人として経営を担う、という役割を果たそうとしているのかもしれないと妄想したりもする。

 

5、今後のカントリー。ガールズのメンバー追加の可能性と方向性

 さて、カントリー・ガールズに追加のメンバーがあるかと考えた時に、追加はあると考える。そしてその時期は1つ目の可能性は、山木が大学を卒業する前の今年、2つ目は小関が大学に入学した後の来年中である。そしていずれにしても、その際の募集は兼任ではなく、カントリー専属の募集となろう。尚、その際に、改めてカントリーのリーダーが山木もしくは小関という形で、公表されることになろう。
 専属募集の理由は今のカントリーの5人が、ももちの薫陶を受けた例外的存在であるからであり、兼任などという困難なことが、誰にでもできるわけがないからである。もちろん、山木や小関がももち的な存在となり、メンバーが鍛え上げられれば、また兼任という話が出てくるかもしれないが。


 いずれにしても、まなかんも含んだ6人(梁川も含む)のカントリー・ガールズは、事務所が一番力を入れて育てている存在だとつくづくと思う。