ハロプロDD soramiの囁き

ハロプロについて、あれこれと思いを綴ります。

5人体制の危険性ー℃-uteの解散と稲場愛香のjuice=juiceへの加入とこぶしファクトリーの未来をつなぐものー

    最近は月1回のペースになってきた。
 さて、最初に以下のコメントを見てほしい。

1、言葉だけで、満足をもらおうと思ってるやつが多すぎる。そのくせ、人の言葉をじっくりと味わうことをしていない。だから、結局自分の疑心暗鬼だけに縛られる。そもそも、カントリーが解体ではないという事実すら見えていないし。

 

2、卒業した者がもう一度、同じ所に入学するなんて言うこと自体、ありえないということがよくわかっていないものが多すぎるだろ。それこそお互いに気まずいだけだし。
 稲場のぜんそくの回復状況を見るために、北海道での個人活動で復活、そしてハロコンへの復帰、そして臨時グループでの活動と、状態を見極めてきて、もう大丈夫だろうという確信ができたから、常設のグループに再加入させたという、一連の流れが分かっていないものが多い。


 3、事実は一つだが解釈はいくつもある。解釈の上に解釈を積み重ねたって、事実から遠ざかるだけ。しかも大半の事実など、オタには見えてくるはずもない。少し垣間見えたごく一部の事実同士を、自分の解釈でつないでいれば、元の事実自体もどんどん、違う事実に変えられてしまう。
 要は事実の大半は自分は見えていないということ。だから推測すること自体、非常に危険であるということ、こういう謙虚さがない者だけが、憶測だけで、恥知らずに、たわごとを書きこんでいる。

 以上は、稲場愛香のjuice=juiceへの加入が発表された日のまとめサイトのコメント欄に記入した、コメントである。彼女に対する悪意の多い、マイナスのコメントの多さに、こちらも感情的になって反論したという雰囲気がありありと出ているが、考え方の基本は変わっていない。
 ただ、コメントでは、自分の思いは十分に示せないというのが当然あるわけで、改めて整理した形で、ブログに上げてみようと、大雨の中、原稿を書いている。

 

 稲場愛香のjuice=juice加入に対しては、次の3方向から、マイナスのコメントがぶつけられた。1つ目は、なぜカントリーガールズではないのか、ということである。2つ目は、なぜ今のjuice=juiceなのか、ということである。そして3つ目は、なぜ彼女が優遇されるのか、ということである。
 それらに反論する前に、私の今回のまなかんの、juice=juice加入に対しての感想は、驚き3分で、納得が7分という所である。何らかのグループへの加入そのものに対しては、彼女のリハビリの過程を踏まえて、近いうちにあるのではないかと思っていたので、納得であった。ただし、可能性としては、新しいグループのPM的立場かなと思っていたので、既成のグループ、しかも、二人加入で1年が経過したjuice=juiceとは考えていなかったので、このことには驚いたが、この事務所がすることは、短期的な視野ではなく長期的な視野でみると、うなづけることが多いので、改めて整理してみればなかなか面白いと思ったので、それを披歴してみようとも思う。ポイントは5人体制の危険性である。

 

 さて、ヲタからの戸惑いと批判の源は、彼女の突然の(ヲタから見れば)カントリーガールズからの休養と卒業、そして復活という流れである。そしてそこには、事務所の説明に対する不信感―というよりも深読み過ぎ、あるいは正しく文章を読んでいないことによる、混乱の自己創出―が常に付きまとっていた。
 まなかんの能力を客観的に評価した時に、彼女がせっかく活躍し始めた状況の中で、健康の問題から、ハロプロを卒業してしまうということが、いかにもったいないことであったのか、ということをまず考えてみるべきで、実際の彼女のカントリー卒業の際の、事務所からの報告の中にも、健康面を見ながら、今後の彼女の活動の場を探っていきたい旨の言葉があり、これ自体、他の卒業者に対する報告の表現にはないものであった。だから事務所にとってはカントリーガールズというグループからは卒業させても、事務所としては卒業させる気がなかったということは明らかである。
 もちろんこのことに対して、上の者からのえこひいき的に捉える者がいるが、タレント(才能)のある者を、そのプロダクションが贔屓するのは当然至極で、変な平等主義を持ち込む方がおかしいということに気付いていないだけである
 また、嗣永桃子との確執が原因で、卒業し、彼女が卒業したから、ハロプロに戻ったというようなことをいう者もいるが、彼女がまなかんの卒業をどれだけ残念がっているかを、まなかんの休業や卒業にあたってのコメントを見て、想像できないとは情けない。まなかんが彼女の教え子の一人であるという事実すらわかっていない者は、カントリーのことを口にするなと言いたい。
 
 まなかんがカントリーに復帰しない理由については、私の過去のブログでも触れたので、繰り返さないが、まなかんのカントリー全員に対する申し訳ない気持ちや、まなかんがももち卒業公演という最大のイベントに参加、協力できなかったことによる、他のメンバーと彼女のももちへの意識の差を埋めることは不可能であるとともに、卒業後同じグループに戻ることは卒業とは言えないので、こういう所の筋を通したということである。それにカントリー自体の活動が減っている中で、カントリーに戻すことは、彼女を復帰させた意味がなくなるのである。少なくとも小関が、大学に進学するか、それとも高校卒業で学業を終わらせるかをしない限り、カントリーの現状以上のグループとしての活動は増えるとは考えにくい。そしてその時こそカントリーに新メンバーを加入させての新体制が始まろう。


 以上から1つ目と3つ目については、それなりの反論ができたのではないかと思う。喘息自体が嘘だとか別の理由があったからといった、根拠のない解釈は、それに繋がる事実を指摘されない限り、考える意味すらないので無視である。

 

 さて、一番問題となるのは2つ目のなぜ、今のjuice=juiceなのかという問であろう。そしてこれとセットにされているのが、ゆかにゃやかなともの卒業を見据えてのことではないかという解釈である。
 そもそもjuice=juiceは、昨年の新体制発表までは、メジャーデビュー後、常に5人であった。そしてかなともの危機も、5人で乗り越えられた。だから5人のjuice=juiceをベリーキュー型として設定されているのではないかと考え、この5人こそが完成形とみなしていた。しかし、juice=juiceは最初から入れ替えの可能性を前提としたグループであったことは、そのグループのメンバー発表の際にはっきりと示されていたわけで、この5人体制はあくまでも仮のことと考える必要性があったということである。
 そしてヲタにとっては、5人体制による完成とみなしていた武道館第1回公演は、事務所側からすれば、5人体制継続の危険性を自覚せざるを得なくなったのである。

 

 5人体制の危険性とは、一人が抜けると続けられないということであり、一方でその体制が長く続くと、もう新規メンバーを入れられなくなるということであり、もう解散という選択肢しか残らなくなるということである。また同じメンバーの固定化は長く見れば、成長の停止という問題もある。℃-uteの解散は、5人体制を継続したことによる功罪の双方の結果である。

 

 とすれば、まだ新規加入が可能な段階で、かつ加入しても従来の能力を下げてしまわないレベルの者を加入させ、旧メンバーに刺激を与えることで、juice=juiceの更なる完成を目指させるとともに、juice=juiceの永続性の保証ということを考えての、新体制としての2人加入であったと考えれば、℃-uteの失敗を反面教師にした体制づくりであったことがよくわかる。
 梁川と段原という高レベルの者を入れることで、実際juice=juiceの5名の旧メンバーも刺激を与えられ、第2回の武道館公演は1回目よりもより高いレベルで行えた。

 

 通常なら、しばらくこの7人体制で行こうという流れになるかもしれないが、残念ながら、ゆかにゃの年齢的な制約やかりん、かなとものの健康面での不安といった要素は常に存在しており、この3人がもし抜けた場合、4人体制となってしまい、従来のjuice=juiceのレベルの維持が困難になるのは明らかである。とすれば、この3人がしばらくいる今の時点において、7人体制の中に入っても、それなりに遜色なく対応できる存在は、まなかんしかいないということになろう。
 だから、まなかんのjuice=juiceへの所属は、まなかんの才能発揮とリハビリの順調さという面からよりも、むしろjuice=juiceがわからの必要性に応じて、決まったのではないかと考えられる。

 

 尚、この問題は、こぶしにもある。今は5人による復活という物語に従い、増員は考えられないが、5人体制が長期化することによる問題は、juice=juice同様にある。だから、遅くとも来年には、2名程度の、こぶしの実力に耐え得るものを、加入させる必要があろう。
 実は、今回の2つのグループを新規に作るにあたって、なかなか前へと進ませていないのは、こぶしの新メンバーを作るための時間稼ぎであるとともに、その新メンバーをその2つのグループで鍛えた者から選ぶためではないのかと思っている。
 2つの新グループをデビューさせ、1年間程度鍛えた上で、くるみんと桃姫をこぶしに入れ、残りの者を一岡グループとして再編するというようなこともあるかもしれない。